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近代建築 写真一覧 (67)

ダイビル本館/渡辺節 Osaka Building aka Daibiru / Setsu Watanabe

ダイビルは、梅田のほど近く中之島にあるネオロマネスク方式の大規模近代建築。
設計監督の渡辺節をはじめ、村野藤吾など後に昭和建築史を代表する建築家が参加しているにもかかわらず、2010年には建物の老朽化等を理由に取り壊される予定になっている。 解体工事までの短い期間を利用したクリエイターたちのテナントも多いが、既に移転を始めているテナントもあり、建替えが目の前に迫っているのが分かる。

これだけ大規模な近代建築は大阪には数少なく、田蓑橋側の交差点から見るダイビルは圧倒されるほどの存在感であるが、中之島の中央公会堂などと違い商業建築であるために再開発の波に飲まれるのは致し方ないが、建物だけではなく装飾や当時の雰囲気を味わえる空間など、水都大阪のシンボルにもなっている作品だけにダイビルがなくなってしまうのは残念だ。
ダイビル本館 建築データ
所在地
大阪市北区中之島3-6-32
工事期間
1924年4月~1925年9月
設計
渡辺節
面積
敷地面積:9,424㎡
建築面積:3,899㎡
延床面積:30,223㎡
規模/構造
地下1階 地上8階/鉄筋コンクリート造
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