大阪市中央公会堂(旧中之島公会堂)

Osaka Central Public Hall 1913 / Shinichiro Okada Historical Architecture
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中之島東地区を代表する近代建築物、大阪市中央公会堂。
難波橋から公会堂へと続くエントランスゲートをイメージされたなにわ橋駅出入口(設計:安藤忠雄)や、周辺の遊歩道や親水を感じることの出来る川岸など、周辺の中之島公園の再整備によりさらに注目度が高まりつつある。

ファサードのデザインは、コンポジット式柱頭を持つ4本の柱からなるジャイアントオーダーと、上部の半円アーチから見て取れるネオ・バロック調の荘厳な雰囲気。
岡田氏の設計原案から、片岡安氏のセセッション、いわずと知れた辰野式など凝りに凝られた意匠は、計画当時の様式美の追求する姿勢を感じることが出来るが、現代ではややけばい感じを受ける。
インテリアにも目を見張るものが多数あるが、外装以上に多岐にわたる様式によりその印象は強まった。
1999年から始まった耐震補強及び、装飾類などの復元とともに公会堂は竣工当時の美しさを取り戻したわけだが、それ以前の古ぼけた姿が大正ロマンや歴史を感じさせる趣深いものであっただけに、再生後の姿が本来の公会堂の姿であったとしても、少し残念。

歴史的建造物を保存再生する場合、竣工時の最先端のデザインや美しさを取り戻す事よりも、その建築物がこの地に長く根を下ろし経年している事自体に価値を見出せるような、最小限なもので十分ではないかと感じた。
中之島の高層ビル郡を背に建つ(2009年撮影)
建物は年中ライトアップされており、毎年12月に開催される光のルネサンス開催時には周囲のイルミネーションにより、さらに華やかさを増す
栴檀木橋(せんだんのきばし)より
手前の大樹は2012年に台風の影響で倒壊している
木製の手すりが美しい階段
一般見学会で見ることの出来る特別室
ステンドグラスや天井画がこの部屋の格式を高める
中会議室のリブヴォールト
大会議室
PAGE INFO
公開日: 2009/12/29 撮影: 2012/10 | 2010/7 | 2009/12 | 2008/3

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