旧築港赤レンガ倉庫(GLIONクラシックカーミュージアム)

Chikko Red Brick Warehouse 1923 Historical Architecture
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1923年(大正12年)、築港エリアに住友倉庫の私設岸壁とともに建設された赤レンガ倉庫。
1999年に倉庫としての役割を終えてからはほとんど使用されることも無かったが、再活用事業者を選定するプロポーザルを経て、2015年6月、ジーライオングループの運営するクラシックカーミュージアムとして甦った。
二つの倉庫にはさまれたメインストリート
1928年(昭和3年)に開通した臨港鉄道の貨物列車が敷地内を往来し、倉庫へと直接荷役が行われていた。
敷地内には、4棟・延床約7300㎡の赤レンガ倉庫が並び、各倉庫にはクラシックカーの展示場やレストラン、カフェなどが入る。
赤レンガの外壁をはじめ、柱やトラス、重厚な片引き戸、荷役機械なども意匠として見事に活用されており、耐震補強や劣化した既存部の改修を施しながらも、この建物本来の良さを損なうことなく利用されている。
既存の素材を活かした内外装。
往時のロンドンやニューヨークの路地裏を再現したメインストリートには、カフェやレストランから暖かい灯りが漏れ、来客が横付けしたかのように展示されたさまざまな旧車たちが、現在も営みを育んでいる街並みのような雰囲気を形成している。
往年の名車が並ぶ通り沿いのカフェに人々が集う。
入場料は1,500円と高めだが、ミュージアム内のカフェやグッズショップで利用できる500円分のコインが付いている。

改修前の赤レンガ倉庫。
倉庫としての役割を終え、バリケードに覆われた敷地には人影もなく、朽ち果てそうな建物に蔦が生い茂る風景も味があった。

周囲は今日も港湾倉庫が立ち並ぶエリアで、大阪文化館(旧サントリーミュージアム)や海遊館がある天保山からは少し距離があるが、建物の良さを最大限に活かし、多くの市民に赤レンガ倉庫の魅力を発信できるような見事なコンバージョンを果たしたこのミュージアムは大阪の新たな観光スポットになりえる可能性を大いに秘めている。
PAGE INFO
公開日: 2007/12/26 撮影: 2015/6 | 2007/12

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