名村造船所大阪工場跡地(クリエイティブセンター大阪)

Old Namura Shipyaed 1932 Historical Architecture
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本施設は住之江区北加賀屋エリアを創造性あふれる魅力的なまちに変えていく試み「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」の中核を担い、アート作品の展示をはじめ、ライブや演劇など、可能性をひめたクリエイター達の貴重な活動の場となっている。
敷地内で一番大きな建物”BLACK CHAMBER”は2005年に事務所棟をリノベーション。
4階の旧製図室では床に直接、船の原寸図を引いていた。そのため照明が低い位置に設置された無柱の大空間となっている。
床にはビスや図面の跡が今も残っていて、当時の途方も無い作業工程や職人達の技を思い起こさせる。
そのほか、音楽イベントなどに使用される”スタジオパルティッタ”、建物の鉄骨部分だけを残した屋外空間”レッドフレーム”など様々なイベントスペースを配備している。

造船所跡地周辺でも、古い家屋などの既存ストックにアーティスト自らが手を加え、ギャラリーやアトリエとして活用するなど、廃墟に根を張る草木のように街に新しい色を取り入れることで魅力的な地へと変わりつつある。
中之島のラバーダックプロジェクトや、此花区梅香エリアの路上アート「このはな咲かせましょう」のように、街が作品の一部になるようなパブリックアートが可能になればさらに可能性は広がりそう。

この地を拠点に活動するアーティスト達が世界に向けて情報発信し、逆に世界中からアーティストが集うような街づくりがさらに広がりを見せてくれることを期待したい。
屋外空間「レッドフレーム」
背後には船町の中山製鋼所が見える
ドック
低い位置の照明や無柱の大空間が、直接床に船の原寸図を描いていた製図室の名残をとどめる
旧製図室に残る図面の跡
巨大アヒル・ラバーダックの拠点でもある
PAGE INFO
公開日: 2011/2/6 撮影: 2011/10 | 2010/10

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