国際陳列館(EXPO'90国際花と緑の博覧会)/磯崎新

International Friendship Pavilion 1990 / Arata Isozaki Contemporary Architecture
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国際展示水の館と同じく磯崎新氏設計の建物。
花博では松下電器のパビリオン(ふしぎな森の館・松下館)として使用され、後に大阪市に寄贈された。
外観は最上部85メートルの展示室のうち、左右20メートルが中空に張り出す非常にダイナミックなもの。小高い丘の傾斜地に建てられており、トラスで張り出した部分をくぐる階段がメインエントランスへの動線となっている。
内部の床面や天井トラスは昇降式で、壁も可動するなど、最先端技術をふんだんに採用している。

水の館とともに万博建築の成せる業ということもあるが、21世紀を間近に控え、元気だった80年代後期の未来へ向かう気概を感じさせる。
その21世紀に入り、生産性や構造面以外の利点を活かしていないただのカーテンウォールのビルが多く建設されている。PCaと同程度の費用で見せ掛けの未来風な建築を建てるのもメリットなのだろうが、こんな建物を中之島に建築して、両脇の川に張り出させて橋にしてしまうくらいの冒険をそろそろ日本で見てみたくなった。
内外のすりガラスに囲まれた構造体もデザイン面での役割を担っている
トラスで支えられたダイナミックなキャンティレバー部
しなやかな曲線を描く展示室の屋根
展示室内部
PAGE INFO
公開日: 2010/5/7 撮影: 2010/5

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