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EXPO2025 トイレ1(P83)/GROUP

Restroom 1 - GROUP
Restroom 1 2025 EXPO2025
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トイレ1は、公共設備を風景装置として読み替える設計で、会場の外周側から個室へ入り、中庭側に抜ける二重動線を採用。個室から出ると、手洗いの向こうに「夢洲の庭」が広がる。ここは来場者が立ち入らない前提で計画された生態系の展示空間で、絶滅危惧種を含む植生が根付いた夢洲の歴史を参照し、非人間のための環境を再構成する。
銀色の安全鋼板は、外側では万博の賑わいを、内側では庭の静けさを鈍く映しだす。

個室の出口側を抜けた洗面スペースが中庭になっている。

二重動線による混雑緩和は、入口の占有ランプの伝達性が十分でなく、回転率を下げる結果となってしまった。ウォータープラザ前に抜ける主動線上に位置し、初めて利用する人が多い会場特性も重なって、開幕当初は運用上の課題として取り上げられたが、案内表示の増設などの対策により、混乱は概ね緩和された。

PAGE INFO
公開日: 2025/10/16 撮影: 2025/5

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