CONNECT

EXPO2025 マレーシアパビリオン/隈研吾

Malaysia Pavilion - Kengo Kuma
Malaysia Pavilion 2025 - Kengo Kuma EXPO2025
+

伝統織物ソンケットの文様を、約5,000本の竹で織り成す外装に翻案したマレーシア館。設計は万博で4つのパビリオンを設計した隈研吾建築都市設計事務所。

外装は昼夜で表情が一変し、日中は竹の隙間から光と風を通す環境スキンとして、夜は金銀糸のようにきらめく照明ファサードとして機能する。内装にはマレーシア産の竹を約500本、セランガンバツの床、タナメラ色の壁を用い、素材の来歴を体験に結びつけた。
大架構が竹のリボン状パターンを保持し、緻密な接合ディテールが軽快な表情と施工合理性を両立させている。

無数の竹を張り巡らせたファサード。

展示スペースへは外部階段を通り3階部分から始まる。、街路のような回遊を内部に延長する順路計画で、外部ステージのダンスや民族音楽とも呼応し、屋内外の境界を超えて「編み込む」という主題を拡張する。
パビリオン全体が「編む」という動詞の建築化であり、多民族国家の調和を都市スケールの体験として翻訳した。

PAGE INFO
公開日: 2025/11/15 撮影: 2025/4,5,6,7,8,9

作成者: