大阪府立狭山池博物館/安藤忠雄

Sayamaike Museum 2001 / Tadao Ando Tadao Ando | gallery | Lecture Meeting
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日本最古のダム式ため池”狭山池”の平成の大改修に伴い、発掘された土木遺産などを展示する博物館。
桜の名所であった、かつての狭山池を取り戻すべく、募金により千本の植樹も行われ、その数は年々増加している。
毎年安藤忠雄氏自身の記念講演会も開催され、狭山池周辺の美しい景観を市民自らが造り上げていくことで、環境意識を高めて欲しいという想いを述べており、ランドスケープ全体が成熟するまでにはまだまだ時間が必要なものの、狭山池付近の状態から周辺住民の環境意識は高いことがうかがえた。
安藤忠雄氏がワンマンで環境活動に取り組んでも、彼の権威が失われると共にその活動も廃れてしまいそうなものも多いが、ここでは市民へのバトンタッチがうまくいっている。
春には桜が美しく咲き、多くの人が集まる
建物に足を踏み入れると、まずはじめに一番の見所である水庭が現れる。
この水庭には、屋根上の水盤から大量の水が流れ落ちる、迫力のある滝が形成されており、水面を打つ轟音は外にまで鳴り響いている。
(奇数時間帯に放水。12月~2月及び、低気温、強風などにより休止の場合あり。)
他の安藤作品でもよく見ることの出来る、スロープのある円形のコートを上りエントランスへ。
内部は、出土した土木遺産にあわせ構成されたためか、建物の規模の割りに吹き抜け部分をふんだんに配置している。
円形コートや、親水を意識させる階段状の水庭の配置、それを取り巻くピロティ、なによりも迷いそうになる全体の構成は、外部に作品を展示することの出来る美術館のほうがあっているかもしれない。
水盤に勢いよく流れ落ちる滝
円形のコート

水面に映るコンクリート

PAGE INFO
公開日: 2010/1/24 撮影: 2010/4 | 2010/1

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