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Нет - 大阪建築 更新履歴と、大阪中心に建築・デザイン・インテリア・イベント・時事等のアーカイブログ。

1/10模型が展示される「光の教会」 (CC) Credit : Buou

住吉の長屋東京のギャラリー・間で大好評開催中である、安藤忠雄建築展「挑戦 -原点から-」が大阪でも開催される。
主な展示内容としては、安藤氏の初期作品であり、代表作でもある、「住吉の長屋」や「光の教会」の1/10サイズのコンクリート模型から、現在進行中の「プンタ・デラ・ドガーナ再生計画」「モンテレイ大学 RGSセンター」等の海外最新作まで。

が・・・

目玉であるはずの「住吉の長屋」原寸大模型は凱旋してくれませんでした。
ギャラリー間でも予算の都合上か、ベニヤむき出しのまさに「模型」がそこにあったようだが、内部空間や中庭との関連性など、写真ではわからない「住吉の長屋」の魅力を感じられる機会だっただけに残念。

東京では、住吉の長屋の内部を疑似体験し、大阪では本物の外観しか見れないというもどかしさ。
本末転倒ですが、熱心な方はギャラリー間での原寸大模型が、2008年12月20日まで展示されていますのでそちらを。

東京でのギャラリートークのように、頻繁に安藤氏の作品説明を受ける機会は大阪では実現しないが、安藤忠雄建築展記念講演会「新しい道を切り拓く」も開催されます。


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■展示作品一覧
■日本国内の作品

(CC) Credit : Buou
光の教会(春日丘教会)
Church of the Light,
Ibaraki Kasugaoka Kyokai Church Osaka,Japan
所在地:大阪府茨木市北春日丘4-3-50
竣工:1989年
コンクリート打ち放し、そして、光と影という安藤建築のキーワードを詰め込んだ作品。
もともと十字架の部分にはガラスが設置されておらず、冬は相当冷えたとか。



(CC) Credit : Naoya Fujii
東京大学情報学環・福武ホール
The University of Tokyo Fukutake Hall
所在地:東京都文京区本郷7-3-1
竣工:2008年3月

東京大学のレンガ塀沿いに2008年、竣工したばかりの作品。
平べったい印象の外観だが、ドライエリアなど上下の抜けを感じることの出来そうな設計。



(CC) Credit : Naoya Fujii



東急東横線渋谷駅
Tokyu Toyoko-Line shibuya Station, Tokyo
所在地:東京都渋谷区
竣工:2008年

地下深くに浮遊する”地宙船”のイメージで、地下躯体に対し卵型フォルムの駅舎空間を”入れ子状”に挿入する構成。
その中心は地下2階のコンコースと地下5階のホームを結ぶ吹抜空間。この吹き抜けが駅舎の自然換気も促しているなど、見た目だけの作品ではないが、地下鉄が複雑に入り組んだ内部は、別名「駅ダンジョン」 図面はこちら

住吉の長屋 Row House in Sumiyoshi 竣工:1976年 安藤忠雄氏を世に出した最代表作。

六甲の集合住宅T,U,V,W
Rokko Housing T,U,V,W

竣工:1983年〜2009年(予定) 20年以上にわたり拡大し続ける、六甲の傾斜地にそびえる集合住宅。六甲の集合住宅4(神戸海星病院)が2009年竣工予定だが、どんどん南船場の公団住宅のような魅力のない作品になっている気がする。
東急大井町線上野毛駅 Tokyu Oimachi-Line Kaminoge Station, Tokyo

■海外の作品+プロジェクト

(CC) Credit : dvdbramhall
Palazzo Grassi Renovation Project
パラッツォ・グラッシ再生計画
イタリア:ベネチア
竣工(改修):2006年4月

ヴェネチアに18世紀に建てられた建物をリノベーション。
水の都に浮かぶ、新古典主義建築の内部空間を、現代美術館として蘇らせた。



(CC) Credit : stephmcg
FABRICA The Benetton Group Communication Research Center
ベネトンアートスクール
イタリア:トレヴィゾ
竣工:2000年

ベネトンが若手アーティストをサポートするために考案した、コミュニケーション・リサーチセンター。
田園風景を壊さぬように建物の大部分を地下に配置している。



(CC) Credit : Catching Flies

Punta della Dogana Renovation
プンタ・デラ・ドガーナ再生計画
イタリア:ベネチア
竣工予定:2009年6月(ベネチアビエンナーレ開幕時)

2006年に竣工したパラッツォ・グラッシに続く、ベネチアでのリノベーション。
15世紀に建てられた税関の建物を、2009年ベネチアビエンナーレ(2年に一度行われる現代美術の国際美術展覧会)にむけリノベーションが進行中。


(CC) Credit : octal



Abu Dhabi Maritime Museum
アブダビ海洋博物館
UAE アラブ首長国連邦:アブダビ
現在計画中

建築家4人が設計する、アラブ首長国連邦のアブダビにある無人島、サアディアット島を文化島の施設。
シェル状のヴォイドをくりぬいた大胆な形の建築が計画されているが、中東での日本人建築家の計画は頓挫することが多い。
他にも建築家・フランク・ゲーリーのグッゲンハイムの分館なども計画されている、世界規模の直島といったところ。


参考写真:本校舎全景 (CC) Credit : abdallahh


Universidad de Monterrey RGS center "Gate of Creation"
UDEM モンテレイ大学RGSセンター ”創造の門”
メキシコ:モンテレー
竣工予定:2011年

モンテレー大学の新校舎建設プロジェクト(RGSセンター)
建物全体がゲートのような姿をしているので、その先に象徴的な物体があるのかもしれないが、スペイン語が読めないので分かりません・・・。追記:普通に大学内へ続く”門”だそうで。
同じモンテレイで1500u規模の住宅プロジェクトも進行中と、メキシコでも安藤建築は超有名。

Bahrain Archaeological Museum バーレーン遺跡博物館
バーレーン:マナーマ manama, kingdom of bahrain
竣工予定:計画中

アラビア湾に浮かぶ島国、バーレーンの首都マナーマの郊外、サール古墳群を望む場所に位置する。
紀元前3000年に栄えたディムルン文明の貴重な史料を展示する博物館の計画。
延々と続く荒野に楔を打つような、三角形をモチーフとした幾何学性の強い形の建築が計画されている。
安藤忠雄建築展「挑戦 -原点から-」大阪巡回展 概要

■展覧会
会場=TOTOテクニカルセンター大阪
会期=2009年 2月11日(水)〜 3月7日(土)
開館時間=10:00−18:00(金曜日のみ19:00まで、最終日は16:00まで)
入場料=無料
所在地=大阪府大阪市中央区久太郎町3-6-8 御堂筋ダイワビル2F
地下鉄「本町」駅(御堂筋線・四ツ橋線・中央線)9番・12番出口より徒歩4分

■講演会「新しい道を切り拓く」
講師:安藤忠雄
日時:2009年2月18日(水) 17:30開場、18:30開演、20:30終演(予定)
会場:御堂会館 大ホール(TOTOテクニカルセンター大阪向かい)

申し込み方法:2008年12月15日よりギャラリー間ウェブサイトにて。 http://www.toto.co.jp/gallerma/
申込期間:2008年12月15日(月)〜2009年2月4日(水)/定員900名/参加無料
※応募多数の場合、抽選による

主催:TOTO株式会社
特別協力:安藤忠雄建築展実行委員会

■お問合せ
展覧会・講演会に関して:ギャラリー・間 03-3402-1010
会場アクセス:TOTOテクニカルセンター大阪 06-6253-5675
http://www.com-et.com/ttc/facility-guide/osaka/index.html


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